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法務技官の戦場

元法務技官(矯正心理専門職)が仕事についてあれこれ語るブログ。

法務技官になるためには⑥~採用漏れについて~

採用試験 法務技官 法務教官

 

この時期,いよいよ各管区・施設から採用・不採用の連絡が来て,一喜一憂している頃だと思います。

今回は,いつも以上に推測ばかりの話になってしまいますが,採用漏れについて書いてみたいと思います。

 

採用漏れとは,法務技官・法務教官の試験に最終合格したにもかかわらず,どの施設にも採用されなかった人のことです。

これが公務員試験のややこしいところで,採用試験を受け,一次試験・二次試験に合格しても,必ずしも採用されるとは限らないんですね。

最終合格とは,最終合格の名簿に名前が載るだけで,実際そこから採用されるには,管区面接を受けた後,施設から採用されなければなりません。

そして,毎月「意向届」というはがきを希望する管区に出すことになっています。

このような説明は,確か二次試験の際に渡される用紙に書いていたと思います。

 

採用漏れ自体は,どの国家公務員試験にも付き物のようで,こればかりは仕方ないと思います。

むしろ,国家一般職は,採用漏れの割合が3割と噂で聞いたことがあるので(嘘か本当か知りませんが),比較的採用漏れが少ないと噂されている法務技官・法務教官はまだ恵まれているのかもしれません。

問題なのはその時期です。

法務技官・法務教官では,年度や管区によって異なりますが,採用の連絡が来るのが2月下旬頃が多いようです。2月下旬頃に連絡が来て,制服の採寸等で事前に施設に行って,4月1日から勤務,というのがよく聞くパターンです。

ちなみに,不採用の場合も連絡が来ます。私の場合も,意向届を出していた管区から来た覚えがあります。

普通なら,不採用の連絡をもらうと,残念だけど仕方ないから民間企業の面接でも受けるかーと思うところですが,2月下旬だと遅すぎますよね。最近は民間の就活の時期も変わっているみたいですが,いくらなんでも2月下旬では間に合いません。

したがって,4月1日からの就職は諦め,来年度の公務員試験か,既卒として就活する人が多いようです。

 

インターネットの情報によると,ちょうど今頃管区から不採用通知を受けた方が多いようです。

採用漏れになるのではと,とても不安な心境だと思うのですが,まだ採用される可能性はあります。

私の知り合いに聞いた話では,希望する管区から不採用通知をもらった後,意向届を出しておらず,管区面接にも行っていないところから採用候補であるという旨の連絡をもらったようです。

この場合,すぐに面接になります。どうやら,採用する前に,一度は施設が面接をしなければならないようです。

その知り合いの場合,電話を受けた5日後に,関東から北海道まで面接を受けたそうです。その後,無事に採用になりましたが,時期は4月1日から少し遅れました。

 

このような話は度々聞いたことがあります。出身地でなく,縁もゆかりもない地方で採用になっている人は大体こういう人です。

採用する側でどのような動きになっているのか分かりませんが,要するに,採用希望が集中しすぎているのかなーと思います。つまり,東京管区や大阪管区を希望する人が多すぎて,全員は採用できないけど,他の管区なら採用の空きがあって採用したい,という可能性です。だから,一度各管区が不採用通知を出した後でしか採用の打診ができないのかなと。完全に想像ですが。

いずれにしても,採用される側はたまったものではありませんよね。2月下旬まで散々待たされた挙句,不採用になるというのは,想像を絶する落胆だと思われます。

少しだけ希望のある話をすると,採用漏れは少ないという噂があります。

およそ毎年5人に満たない,という話も聞いたことがあります。ただし,それは最後まで意向届を出し続けた人ではないか,という憶測もあります。2月下旬に不採用通知が来たら,大抵の人は落胆して,他の道を探しますよね。最終合格名簿の有効期限である8月まで意向届を出し続ける人は少ないと思います。

 

少し心配しているのが,最終合格者の数が平成27年度は,矯正心理専門職Aは34人,Bは23人であるのに対し,平成28年度はAが57人,Bが56人と大幅に増えていることですね。なぜ最終合格者の数が多いのか分かりませんが,採用漏れが少ないことを祈るばかりです……。