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法務技官の戦場

元法務技官(矯正心理専門職)が仕事についてあれこれ語るブログ。

法務技官になるためには⑤~専門試験の勉強方法~

 

本日は,専門試験の勉強の仕方です。

 

私は,午前中に教養試験の勉強をした後,午後はずっと専門試験の勉強をしていました。

法務技官の専門試験では,心理学20題に加えて,心理学,社会学,教育学,社会福祉から10題ずつを2つ選び,合計40題を解くことになります。

おそらく,ほとんどの方が心理学を選択すると思います。これから毎日心理学を扱う仕事に就こうとしているのに,わざわざ心理学を避ける理由がありませんよね。(もしこの時点で心理学に苦手意識を持っている方がいらっしゃったら,悪いことは言わないので,違う試験を受けることを勧めます。)

残りの1科目ですが,私は社会学を選択しました。理由は,大学でほんの少し勉強したことがあり,とっつきやすかったからです。

もちろん,自分の得意なものを選択するのが一番良いと思います。社会学は他の公務員試験でもかなり出題されており,公務員試験用の社会学のテキストがたくさん出ていたので,とても勉強しやすかったですね。

基本は,過去問を解いて,分からないところを覚えていました。

 

 


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 私が使ったのはこれらの問題集(参考書)ですが,基本的にはどれを使ってもいいと思います。

ただし,複数用意する必要はあると思います。同じ用語でも,参考書によって説明の仕方が違い,より深い理解ができます。

 

で,肝心の心理学です。

 

独学の場合,まずこれを用意してください。

 

 


試験にでる心理学(一般心理学編)増補改訂 [ 高橋美保 ]

 

 少し高いですが,インターネットで中古のものも売られています。

これは,「しけしん」と略すらしいのですが,公務員試験対策の心理学のテキストです。

まず,心理系公務員を受験する人は,他の公務員試験を受ける人と比べて少なく,そのため,参考書や問題集がとても少ないです。これは,その少ない中の貴重な一冊です。

この本の良いところは,過去問や解説だけでなく,心理系の公務員試験を受けるために必要な心構え,勉強法が書いていることです。更に,おすすめのブックリストも付いています。

率直に言うと,この本に書いていることを忠実に実行するだけで,合格率はかなり上がります。

ただし,内容はかなりハイレベルです。筆者の厳しさがひしひしと伝わってきます。改めて読んでみて,難しいなぁと思いました。もちろん,法務技官になると,心理学の難しさや奥深さをたっぷりと味わうことになりますが,やはりこのような試験対策の勉強とはまた違った難しさですね。

 

具体的な勉強方法は,私は最初にこの参考書を使いました。

 


心理学検定基本キーワード改訂版 [ 日本心理学諸学会連合 ]

 


心理学検定公式問題集(2016年度版) [ 日本心理学諸学会連合 ]

 

 

なんと,心理学検定です。

心理学検定はご存知でしょうか。詳細は省きますので,興味のある方は検索してみてください。

心理学検定を受けることは余りおすすめできませんが(受験料が高いので),この参考書と問題集は良かったです。

良かった理由の1つ目は,そもそも心理学の問題集が少ないので重宝するからです。大学で使う教科書などは無数にありますが,問題集となるとかなり少ないので,助かりました。私の場合,教科書をただ読むよりは,問題形式になっていた方が身に付きました。

2つ目は,心理学が10の領域に分けられていて,各領域ごとに問題とキーワードがあり,勉強しやすいからです。心理学は領域が多岐にわたりすぎて,どこから手を付ければいいか分からなかったので,このように10の領域に分けられているのが助かりました。10番目にある領域「犯罪・非行」は,法務技官の仕事に密接に関わってきますね。心理学的な内容ではありませんが……。

悪い点もあります。たとえば,参考書の方は,1ページないし2ページという短い紙面で,できるだけ多くの解説をしようとしているので,説明が十分ではないところが多いです。したがって,他の参考書や心理学辞典は必須です。

心理学の全体像がよく分からない人や,初めて心理学を勉強する人におすすめです。

 

 

具体的な勉強方法は,まず,先ほどの「基本キーワード」の一つの単元を一読します。初めて読むと,何を書いているのかよく分からなかったり,「ふーん」で終わったりするような内容ですが,とにかく読んでみます。2ページなので,そこまで長くはかかりません。

で,そこに出たキーワードを辞典や他の専門書で調べながら,自分が理解できる形で,ノートにまとめていきます。

「基本キーワード」は本当に基本的なことしか書いていません。同じ言葉でも,全然違った角度から説明をしていることも多いので,様々な本で調べ,その上でノートに書いていきます。

この時,なるべく丸写しするのではなく,自分の言葉で書いていきます。いくつかの本から切り貼りしながら,分かりやすい文章を作ると,自然と論述対策になる……気がします。

で,ある程度ノートにまとめると,先ほどの「心理学検定問題集」で問題を解いてみます。残念ながら,心理学検定の問題は法務技官の試験の問題とは全く違ったものですが,心理学の問題集が少ないので,私はそのように使っていました。

この時は,正解不正解は全く気にしなくて大丈夫です。間違った問題に印を付けて,次にやる時は,間違った問題を中心にやっていました。

これをひたすら繰り返します。かなりの時間がかかります。

大切なのは,毎日こつこつとやることなので,自分が確実にできるペースでやってください。

 

 

 

大体こんなところでしょうか。

説明不足ですいません。何か分からないことがあれば気軽に質問してください。