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法務技官の戦場

元法務技官(矯正心理専門職)が仕事についてあれこれ語るブログ。

法務技官になるためには①~概要~

採用試験 法務技官

 

本日は法務技官になるための試験についてお話しようと思います。

まぁ、制度的なところは、ここで話すよりも法務省の公式ホームページをご覧になった方がいいと思うので、余り詳しくは書きません。

あと、私が公務員試験を受験したのは何年も前の話なので、細かい部分がうろ覚えです。微妙に間違っていても責任は取れませんので、その点はご了承ください。

 

法務省:法務省専門職員(人間科学)採用試験

(平成28年度の情報です。ご注意を!)

 

 

 

法務技官(心理)になるためには、法務省専門職員(人間科学)採用試験という公務員試験の中の矯正心理専門職区分を受験する必要があります。

この採用試験は、他に法務教官区分と保護観察官区分があります。

 

試験日程等については法務省のホームページをご覧ください。

例年4月に申し込み受付、5月の終わり頃から6月初めに一次試験、7月頃に二次試験、そして8月下旬頃に最終合格発表とのことです。

この試験日程は、他の専門職試験と同一の日程です(国税専門官や労働基準監督官など)。よって併願はできませんが、そもそも心理系の公務員でこの辺を併願する人は少ないですよね。

併願するなら家庭裁判所調査官や国家総合職の人間科学が多いと思います。

 

 

一次試験は筆記で、二次試験は面接になります。

 

 

これに見事合格すると、最終合格者となります。

ここからが少し複雑なのですが、最終合格となっても採用になるとは限りません。

最終合格者は名簿に名前が乗るだけで、実際に採用となるには、これから管区面接というのを受けなければなりません。

管区面接の説明は、二次試験の時にもらう紙に詳細が書いてあったと思います。

9月か10月頃だったと思うのですが、各矯正管区それぞれで面接をやります。最終合格者は、管区に意向届というハガキを送って、採用を望む意向を伝えます。

これは管区面接が終わっても、採用が内定するまで出し続けます。向こうからは何の連絡もないので、ちゃんと届いているのかとても不安になったことを覚えています。

 

管区面接は希望する限りいくつも受けれます。私は2つ受けたと思います。

管区によって希望者が異なるので、何が何でも採用されたいという人はいくつも管区面接を受けた方がいい……というのが通説です。真偽の程は分かりません。

ただ、移動にけっこうお金がかかるので、実際にたくさん受けている人は余りいないんじゃないかなーと思います。多くの人は、せいぜい3つくらいでしょうか。

 

で、肝心の採用の時期ですね。

これが問題です。

基本的に採用は、欠員を補充するという形で行われます。

というのは、各施設によって定員の数が決まっており、一人でも欠員があると、残りの職員の負担がとても大きくなるので、各施設は一刻も早く欠員を補充したいという事情があるからです(実際に働くと分かりますが、職員の欠員が出ると大変です……)。

もちろん、職員の欠員はいつ出るか分かりません。突然退職するかもしれませんし、事故や病気で亡くなってしまうこともあります。

一番多いのは転勤です。転勤が多い仕事なので、転勤が施設を離れる人が多いのに、入ってくる人が少ないと、新しく採用して補充します。だから、採用は4月1日付が多いです。

ただ、この採用については実際に働いてみてもよく分からないことが多く、転勤の前に採用が決まってることもある……んですかね?

11月や12月に採用になることもありますが、それはおそらくその施設に何らかの理由で欠員が出て、しばらく欠員のままでやっていたのだと思います。例えば、8月に職員が一人辞めたとして、施設は欠員を補充したくても、なかなか補充できません。年度の途中で転勤になるのは誰だって好まないですし、そもそも転勤で補充しようとすると、今度はその元の施設に欠員が出ます。

で、管区面接を終えて、採用の体制が整うのが11月、12月なんですね。多分。

だから、採用がいつでもいいという意向を示しているのに、なかなか採用にならないという人がいたら、多分急いで欠員を補充する必要のある施設がない、ということではないでしょうか。多分。分かりませんが。

とにかく、採用は施設の職員の数によって大きく左右されるということです。

 

採用になると、管区や施設から電話が掛かってきます。

これが遅いんですね。私は大学生の時、2月の終わり頃に掛かってきました。

大学4年生の2月というのは、もうとっくに就活も終わっている時期です。私も、民間で内定を頂いた企業がありましたが、こっちの試験が最終合格した時点で辞退しました。

だから、せっかくこの試験だけに絞って採用を期待しているのに、なかなか内定が出ないという、とても困ったことになります。今思えば、単位が取り終わって楽しい大学4年生の時期に、ずいぶん不安な気持ちで過ごして、少しもったいなかったような気がします。

おそらく、1月の終わり頃に職員の転勤の内示が出るので、その調整がある程度できた時点で、採用に取り掛かるのでしょう。だから内定の電話が掛かってくるのはとても遅く、3月に入ってからという人もいます。

3月ってなると、もう多くの人は採用を諦めていますよね。それなのに、管区を超えて、全然希望していないところから電話が掛かってくることもあります。北海道に住んでいる人が、来月から九州で採用すると言われても困りますよね。

こうして書くと、とても採用する側に有利にできている試験だと思います。私は他の公務員試験は知らないのですが、どこも同じようなものなのでしょうか。

最終合格された方々は、ちょうど今くらいの時期、内定の電話が掛かって来ないかドキドキしているのではないでしょうか。

まだ職員の方の転勤の内定は出ていないと思うので、これからです。もう少しの辛抱……と思われます。

 

 

 

 

 

ここに書いていることは、私の憶測も大きく混じっているので、確実な情報ではありません。ご了承ください。